体の冷えは万病の元

体の冷えからくるめまいや生理痛、生理不順、肩こり、息切れ、頭痛などの不調で悩んでいる人が急増しています。体が冷えると新陳代謝や血液循環が悪くなるため様々な不調に悩まされます。夏になればクーラーで冷やされてこのような不快な症状に悩まされる人が増加しているようです。脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症も体の冷えが原因していると考えられています。体の冷えは、免疫を低下させ、私たちの体は冷えればさまざまな悪影響を受けがんなどのさまざまな病気にかかりやすくなります。体温が低下すると基礎代謝も下がりますから体の体温が低い人は太りやすいことになります。”冷えは万病の元”と言われていますが、血行不良(体の冷えているところ)に病気がおこりやすいからそう呼ばれています。風邪は万病の元と言われていますが、風邪のような些細な病でも放っておけばさまざまな病気を引き起こしてしまいます。風邪は英語でcold(冷え)と言いますので言い換えれば”冷えは万病の元”で体の冷えを放っておけばさまざまな病気を引き起こしてしまうと言えるでしょう。冷え性は体温調節が上手く働いておらず、他の人は寒くないのに自分だけが寒いと感じる状態です。腰が冷える、寒くて眠れないなどの冷え性の原因のほとんどは自律神経の乱れによって起こる血行不良です。冷え性が続けば新陳代謝が悪くなって手足のむくみや肩こり、肌荒れ、便秘、頭痛などのさまざまな症状に悩まされます。冷え性の改善には体を温めて、体の代謝を高める必要があります。入浴や体を温める食事、マッサージ、適度な運動などで体の血行を促進する習慣をつけましよう。
冷え性 生姜 生姜は体を内側から外側からも温めます。

生姜はショウガ科の多年草で、生姜には葉生姜と根生姜があります。葉生姜の一種である谷中生姜は東京の谷中地区特産として知られています。葉生姜は甘みも強くとても美味しいのですが、食べた後の葉を入浴剤として利用すれば保温効果があり湯冷めする心配がありません。辛味の強い根生姜は食べると風邪に効き、香気成分であるジンギベレンやジンギベロールに保温作用や発汗作用があるため、すりおろしたものを熱湯に入れて飲むと体がポカポカしてきます。生の生姜にはタンパク質を強力に分解する酵素”ジンジベイン”が含まれていますから肉を調理する前に生姜醤油につけたり、すりおろした生姜をまぶしたりすれば肉を柔らかくすることができます。生姜の辛味成分であるジンゲロンやショウガオールには、魚の臭みを消したり、新陳代謝を活発にしますので、発汗作用を高めます。生姜の薬効は芳香成分や辛味成分など400種類以上のさまざまな成分による相互作用によって生まれます。インド原産の生姜の学名は”Zingiber officinale”で、「
officinale」の意味は”
薬効がある”です。生姜が日本に伝えられたのは三世紀ごろで、古くは”ハジカミ”と呼ばれ、古代には「クレノハジカミ」と呼ばれていました。サンショウも”ハジカミ”と呼ばれており、サンショウと区別するために”クレノハジカミ”と呼ばれていたようです。
ちなみに”クレ”は中国の「呉」からのようです。
生姜を使った健康法
生姜には血行を促進したり、保温作用などがあります。生姜を食べたり、飲んだりする以外にもさまざまな方法があります。生姜を活用する方法には次のような方法が知られています。
- 生姜 紅茶
- 生姜湯
- 生姜 はちみつ
- 生姜風呂
- 生姜湿布

生姜 紅茶は生姜に生姜のおろし汁を入れたものです。生姜と紅茶は体を温める作用があるのでこれら二つを組み合わせると強力な体を温めるものになります。体温の低下で新陳代謝が悪くなり、体の中に老廃物が蓄積してさまざまな病気を引き起こしている現代日本人には生姜 紅茶は自然からの贈り物です。生姜を紅茶に入れて飲めば身体を温め冷え性やむくみなどにとても効果があるようです。生姜紅茶との相性がよい砂糖類の中ではミネラル分が最も高い黒砂糖がもっとも適しており、生姜 紅茶に黒砂糖を加えると免疫力向上や保温作用、殺菌作用などの効果が高まります。黒砂糖はビタミン、ミネラルを多く含んでおり、カルシウムの含有量が白砂糖よりも多く含んでいます。黒砂糖の成分が血糖を下げるので糖尿病の心配はありません。黒砂糖を加えた生姜 紅茶を飲み続ければ糖尿病予防にも効果があるとても優れた生姜 紅茶の飲み方です。

生姜湯は、生姜をすりおろしたものに熱湯を注いでつくります。生姜湯は、風邪や冷え性、食欲不振、疲労などに効果があります。生姜湯に好みに応じて蜂蜜や黒砂糖などを入れて飲むとよいでしょう。生姜湯をつくる生姜の量はにんにく一かけあるいは親指ぐらいで十分です。

爽やかな味わいの生姜 はちみつを作るには、生姜をスライスしたものをじっくりと一ヶ月ぐらい漬けると黄金色になった生姜からほのかな香りやピリッとした辛みがしみ出て、とても爽やかな味わいになり、ジンジャーエールにすれば極上の健康ドリンクになります。

生姜風呂は、仄かな生姜の香りも爽やかで、冷え性や腰痛、リウマチ、神経痛、不眠症、風邪予防などに効きます。風呂に生姜を入れて入浴する生姜風呂は入浴中はポカポカと温かく、入浴後も大量の汗が出て体が温まります。生姜風呂は生姜大をすりおろして、ふきんや木綿の袋などに入れて湯船につけて軽くかき混ぜて入浴します。生姜風呂に入ると身体が芯から温まり、時間が経過しても冷めにくいという特徴があります。
生姜湿布は、痛みや炎症にとても効果があります。しかし、まれに生姜の刺激が強すぎて、かぶれたり、皮膚が赤くなったりする人がいますのでそのような人には生姜の搾り汁をかぶれない程度に薄める必要があります。生姜湿布で皮膚や筋肉を覆っている患部などを温めると体が温まり、汗を出せば心身が軽快になります。